安全学
工藤 和彦 特任教授
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授業の目的安全を客観的、合理的にとらえて理解するための基本的な考え方を理解することが、目的です。
 安全確保のためには「危険」を未然に防ぐことが最も重要ですが、
その手法としてリスクアセスメント、リスクマネジメント等を紹介し、それに関する世界的な安全規格などを解説します。
 また、現代のような高度科学技術社会においては、組織と個人が複雑に関わっています。そのなかで「職業人倫理」が安全に直接につながる事象も起きており、このことについても考察します。
 実際に起こった事故、災害などを取り上げ、ケーススタデイも行い、この講義を通して「安全は設備、制度と教育で確保する必要があること」を理解します。
 授業の概要組織の一員あるいは組織を率いる責任ある立場に立ったとき最も重要な事項は、職場・組織員の安全確保だけではなく、
組織が活動するときに社会に及ぼす影響についての安全確保です。
 たとえば製品を送り出している企業の場合、欠陥を内蔵する製品が社会に深刻な影響をあたえた事例はいくつも生じています。
 この講義では、どのような職業でどのような立場においても、職業人として常に意識しておかなければならない
安全に関する基本的な考え方を理解することを目的とします。
 参考図書
- 「安全学」村上陽一郎 青土社
- 「安全とリスクのおはなし」 中嶋洋介 日本規格協会 他
 
講義資料で学習する:
| 1 | リスク社会、安全と安心 |  | 
| 2 | 規格と規制 |  | 
| 3 | リスクアセスメント |  | 
| 4 | リスクマネジメント |  | 
| 5 | ヒューマンファクター |  | 
| 6 | 職業人倫理 |  | 
| 7 | 安全工学の基礎 |  |